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■ 工事名称
温福陸橋橋脚損傷補修工事
■ 工事概要

 温福陸橋のP3、P4橋脚の縦方向に生じたひび割れの補修工事。 広範囲にわたるひび割れと空洞部分に樹脂注入を行い、腐食による断面欠損部には、既存柱の外側に新たな鉄筋を配してRC巻き立て補強を行い、新橋架け替えまでの短期間の安全性の確保に重点を置いた補修工事を行った。
  補修材は、早急な施工が必要であったため、接着面 が湿潤していても接着でき、接着面の状況に左右されることなくあらゆるひび割れ、空隙部に注入しやすいアクリル樹脂(ハードロックDK530)を選定。注入機器には、大量 の樹脂を素早く圧送し、ひび割れ先端まで確実に充填できるCGポンプを選定し、急を要する補修の短期間施工を実現した。
■ 施工写真

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CGポンプにて、樹脂圧送中
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注入プラグからの樹脂吐出を確認し、注入完了
■ 施工内容

橋梁名 温福陸橋
路線名 一般国道7号
所 在 地 山形県西田川郡温海町
使用材料 アクリル樹脂(ハードロックDK530)
使用機器 CGポンプ
■ 施工要領

   1. 準備工・堀削工
  柱周りの現地盤をフーチング天端まで堀削した後、足場を組み立てる。施工時の 気象に応じて防護シートなどによる防風、防寒対策を施す。
   2. 足場工・防護対策・事前調査
    ひび割れ分布の状況およびたたき調査により浮き範囲を確認する。その結果を用いて使用する注入材料の数量を仮計上する。
   3. 表面処理工
    ひび割れに沿って幅50mm程度の表面をシールしやすくするためワイヤーブラシなどで土及び塵埃を除去。コンプレッサーなどを用いてシール個所の表面および注入内部の清掃を行う。注入内部の清掃の際、広範囲のはつりにより柱断面を著しく欠損させないよう留意してあたる。
   4. 注入プラグ取り付け
    表面にひび割れが生じていない空隙部分に注入する場合には、空隙部分の表面から穿孔して注入用CGプラグ(図1 以下CGプラグ)を取り付け、適切な注入作業と、確認ができるようにする。各CGプラグ間の隙間は300mm程度あける。

【 図1 CGプラグ 】

   5. シール工
    注入プラグの周りとひび割れ部表面をアクリル系接着剤などによりシールする。
   6. 注入工
    シール材硬化後、注入材を撹拌し、注入ポンプ(以下CGポンプ 図2)で注入する。 CGポンプを用いてアクリル樹脂(ハードロックDK530 図3)を15Mpa以下で注入する。注入は最下部の注入孔および注入用プラグから行い、上部の注入孔および注入プラグから樹脂が流出するまで行い、順次上部に移りながら注入する。注入できない注入孔の逆止弁は取り外しておき、内部の空気、水などを排出させる。注入の終了した注入プラグはセンをし、逆流を防止する。最後に再度最上部付近の注入孔から注入を試み、液の流出、染み込みなどで下がった部分の再注入を行う。注入は浮き部分のコンクリートがはがれないように慎重に行う。

【 図2  CGポンプ 】

1ストローク吐出量 14ml/ストローク( I 型)
最大吐出圧 300MPa


【 図3 注入材(ハードロックDK530)】
比重 1.08
可使時間 30分以上
圧縮強度 50Mpa以上
接着強度 6Mpa以上(モルタル材破)

   7.注入パイプ切断、仕上げ
    注入材硬化後、CGプラグをセットハンマー等で打ち落とし、CGプラグ取り付け部をディスクサンダーで巻き立て補強に支障がないよう平坦に仕上げる。
   8. フーチングアンカー削孔
    柱軸方向の補強鉄筋を柱基部で固定するため、柱周辺のフーチング上面にアンカー堀削する。削孔の際にフーチングの既存鉄筋を傷つけないように、RCレーダー等により鉄筋の位置を事前に確認しておくこと。
   9. 組立てアンカー削孔
    柱表面のm2あたり1本程度の組立てアンカーを配置する。既存部分の鉄筋に損傷を与えないよう十分注意する。
   10. 鉄筋工
    巻き立て部の鉄筋を組み立てる。特に本工事は、塩害地域であるためかぶりが確保できるよう留意する。鉄筋は精度良く配置し、ずれが生じないようにする。
   11. 型枠工
    型枠組立ては継ぎ目からセメントスペースが漏れるとコンクリートの密実性を損ない、塩害を受けやすくなるため、継ぎ目からセメントスペースが漏れないよう確実に行う。
   12. コンクリート工・表面仕上げ工
    コンクリート配合は、水セメント比を55%以下、AE剤を添加する場合には、空気量 を5.5%(粗骨材最大寸法40mm)を標準とする。ポルトランドセメントを使用し、m2セメント量 は330kg/m3以上とする。セパレーターの跡穴はコンクリート表面 をチッピング処理してできる限り粗い状態にして、水洗いを十分に行った上で無収縮モルタル等を用いて入念に修復する。
   13. 足場撤去・埋め戻し工
    足場工を撤去し、完成地盤面まで埋め戻す。
   14. 施工完了
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